A happy new year!
あけましておめでとうございます。
昨年の今頃は、海外で年明けになろうとは夢にも思っていませんでした。
2015年の11月に降ってわいたようにNYでの仕事の話が突然持ち上がりました。
当初は現実味もなく、半信半疑でアーティストビザ取得に向けて一年間(密かに)奔走し、準備もままならぬままいきなり渡米、という形に本人が一番びっくりしています。
日本とNYのたくさんの方々にご協力いただき何とか送り出していただいたような状況でした。
こちらでの仕事は、ショップだけでなくパーティの装飾やホテル、会社へのウィークリーの花など
多岐にわたってこなしている感じです。
繁忙期にさしかかっていた10月に「これ以上は待てない!!」と半ば拉致軟禁状態(?!)で呼び寄せられて、着いた当日から仕事が始まりました。
この3ヶ月は本当にあっという間に過ぎ、新年のご挨拶と状況の説明が一緒になってしまいました。
この数年京都での仕事が多かった私は、「侘びさび」の世界観が好きで一本の花や枝の線の美しさや色の微妙さに魅かれて仕事を続けてきました。
多くの日本人には、目に見えない情感や背景を感じ取る感性があると思います。
NYでは、全く正反対のボリューム感やスケールの大きさを求められています。
アメリカ人はアグレッシブで目に見えるものに対する評価は率直です。
この相反する花の仕事をどうやってバランスを取って、自分らしさを失わずに進化させるのか・・
今は新たな課題に奮闘しています。
私個人としては、不安もいっぱいの新年の幕開けとなりました。
突きつけられる現実は厳しい事、戸惑う事もたくさんあります。
でも何が起こるかわからない、という期待感もあります。
どうぞみなさまにとっていい意味でのワクワクドキドキのある一年となりますように。
佳い新年をお迎えください。
パンセとしての仕事はしばらくの間活動休止となってしまいますが、本年もよろしくお願いいたします。
Yoko Tokuichi